服へのこだわりは今でも女性のほうが強いことに違いはありません。
ショップや雑誌数、ファッションイベントの回数をみても明らかです。
しかし、最近は男性の見た目への意識にも変化が訪れています。
男性に現れ始めた意識変化
街にでれば、おしゃれに気を使っている男性の多さに気づくでしょう。ヘアースタイルや服装にこだわりを感じる人が多いです。最近は男性向けファッション誌が増え、本屋の1コーナーを独占するほどになっています。このように、選択肢さえ与えられれば、男性も常に新しいものを試そうとする生き物と言えます。
毎年パリコレなどのイベンドが開催されていますが、近年は特に鮮やかなカラーや大胆なプリントが増えています。およそ男性向けとは思えないキラキラした花の刺繍、そしてスカートまで登場しています。ますます男女の境界がなくなっている印象を受けます。
もちろん、このような市場にはまだ受け入れられてないデザインを取り入れるそうは1%にも満たないかもしれません。でもこういった流れがあることは間違いなく男性の服への意識が変化している表れだと言えます。
流行を気にする男性たち
少し前にある会社が調査したデータによると、メンズファッションに関する全世界の収益は、前年比1割増の260億ユーロ(約3.4兆円)と発表されていました。
1割増えるってかなりのもの。確実に以前より男性が自分の服装に気を使っている証拠でしょう。また新しいものを買っていることにもつながるので流行を気にしているともとれます。また、自分で服を買いに行く人も増えているそうです。30年ほど前のデータですが、当時男性用下着を買うのは8割が女性だったのに対して、今は2割まで減っているとのこと。いかに自分の服を男性自ら買っているかがわかります。
普段見えない下着を気にするというのはおしゃれに気を使っている証拠です。このことからも意識の変化が見て取れます。当然みえる部分の服装にも気を使っているでしょう。
ネット通販の影響
男性が服を気にするようになったのは、ネット通販市場の拡大も理由の一つに挙げられます。女性ほど悩まず気に入ったらスパっと買う傾向にある男性のショッピングスタイルにあっているのです。手軽にチェックできるネット通販なら普段みることもないようなデザインでもチェックできます。そうやってさまざまなアイテムに触れる機会が増えることも、おしゃれへの意識を刺激するのでしょう。
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